歌が生まれる時

#25 また明日

#25 また明日

 サザンゲートブリッジは、海や夕日、夜景が見られる見晴らしの良いスポット。橋を渡った先に約150〜180匹の捨て猫が暮らす通称「猫公園」がある。橋や公園では、ウォーキングやジョギング、三線の音、楽器の練習、バーベキューや凧あげ、釣りを楽しむ人たちが訪れ、憩いの場となっている。この場所から、野田まゆみさんの『また明日』は生まれた。  「海なし県」といわれる群馬県で生まれ育ったまゆみさんは、石垣島旅行をした友人から島の魅力を聞かされ憧れが大きくなり、2019年12月にスーツケースとギター1本を抱えて移住した。しかし翌年3月、新型コロナウイルスが世界的に大流行し、リゾート関係の仕事が停滞。コロナは3年後に終息したが、今度はその反動から、時間に追われる日々が続いた。  島の生活では、他府県からの移住者が多いことに驚かされた。ホームシックに陥る人、文化や慣習に馴染めず悩む人も少なくなかった。そんななか猫公園へ足を運び、島猫と触れ合う喜びを見つける。お気に入りの猫を膝に乗せ、重さと温もりを感じていると、見失っていた自分が戻ってくる気がした。台風の日も晴れた日も、しく生きてきた猫たち。草むらで眠り、仲間とケンカしたり、蝶々を追いかけて遊ぶ姿を見ていると「自分らしく(猫らしく)ありのままに自然体で、思い思いの時間を過ごせるこの癒しの場所で『また明日も笑って、がんばってみよう!』とエネルギーが湧いてくるのを感じてきた」と、まゆみさんは話す。  「私の曲がそう思えるきっかけになればいいな」。笑顔がまぶしかった。   https://www.youtube.com/watch?v=M2LrwhSBVpA   野田まゆみ 本名、池亀麻裕美。高校時代から音楽に親しみ、30代後半から本格的にギターを学ぶ。島では音楽イベントへの参加やライブハウス出演、CD(自主版)発表。音楽グループ「オバーズ(OBAAS)」のメンバー。癒しとリフレッシュのサロン「Kame's Ocean(カメズオーシャン)」を主宰している。

#25 また明日

 サザンゲートブリッジは、海や夕日、夜景が見られる見晴らしの良いスポット。橋を渡った先に約150〜180匹の捨て猫が暮らす通称「猫公園」がある。橋や公園では、ウォーキングやジョギング、三線の音、楽器の練習、バーベキューや凧あげ、釣りを楽しむ人たちが訪れ、憩いの場となっている。この場所から、野田まゆみさんの『また明日』は生まれた。  「海なし県」といわれる群馬県で生まれ育ったまゆみさんは、石垣島旅行をした友人から島の魅力を聞かされ憧れが大きくなり、2019年12月にスーツケースとギター1本を抱えて移住した。しかし翌年3月、新型コロナウイルスが世界的に大流行し、リゾート関係の仕事が停滞。コロナは3年後に終息したが、今度はその反動から、時間に追われる日々が続いた。  島の生活では、他府県からの移住者が多いことに驚かされた。ホームシックに陥る人、文化や慣習に馴染めず悩む人も少なくなかった。そんななか猫公園へ足を運び、島猫と触れ合う喜びを見つける。お気に入りの猫を膝に乗せ、重さと温もりを感じていると、見失っていた自分が戻ってくる気がした。台風の日も晴れた日も、しく生きてきた猫たち。草むらで眠り、仲間とケンカしたり、蝶々を追いかけて遊ぶ姿を見ていると「自分らしく(猫らしく)ありのままに自然体で、思い思いの時間を過ごせるこの癒しの場所で『また明日も笑って、がんばってみよう!』とエネルギーが湧いてくるのを感じてきた」と、まゆみさんは話す。  「私の曲がそう思えるきっかけになればいいな」。笑顔がまぶしかった。   https://www.youtube.com/watch?v=M2LrwhSBVpA   野田まゆみ 本名、池亀麻裕美。高校時代から音楽に親しみ、30代後半から本格的にギターを学ぶ。島では音楽イベントへの参加やライブハウス出演、CD(自主版)発表。音楽グループ「オバーズ(OBAAS)」のメンバー。癒しとリフレッシュのサロン「Kame's Ocean(カメズオーシャン)」を主宰している。