11月29日、八重山毎日新聞創刊75周年記念第41回八重山毎日文化賞の贈呈式・祝賀会が開催された。
正賞を受賞したのは、竹富町史編集委員の通事孝作氏(71)と八重山上布・沖縄県指定無形文化財技能保持者の松竹喜生子氏(67)。特別賞が八重山伝統芸能小道具製作の大谷康洋氏(86)に贈られ、石垣老人クラブ尚寿会「シゥムニショーラ会」(内原英忠会長)といしがき少年少女合唱団(砂川富貴子指導者・指揮者)に活動賞が贈られた。



通事氏は竹富町史編集業務に長く携わり、写真集「ぱいぬしまじま」や「竹富町史島々編」などの刊行に大きく貢献した。正賞を受賞し、「今後は、島じまに眠っているであろう史資料をさらに掘り起こし、自分のできる範囲で保存・研究を続け、若い世代につなげていきたい」と語った。松竹氏は八重山上布の技法である「海晒し」を復活させ、海水を用いた色止めの方法を確立するなど、八重山上布捺染染色の歴史に残る功績を成し遂げた。大谷氏は25歳から八重山芸能に使用する小道具作りを始め、新素材を取り入れた新たな製作技法も生み出すなど八重山の舞台芸術を支えている。


シゥマムニショーラ会は毎月10日に勉強会を開き、島言葉の継承に務めており、少年少女合唱団は国内外での公演活動を通じて音楽文化の普及と青少年の健全育成に寄与している。
