No.355 月刊やいま2024年5月号
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『JAZZを巡る』
2024年5月1日発売号は『JAZZを巡る』
戦後。米軍統治下にあった沖縄は、1950~60年代にかけてジャズの最盛期を迎えた。
本土復帰前の沖縄では、米軍基地や各種クラブにおいて、フィリピン、日本人の音楽家たちとともに、数多くの沖縄の音楽家たちが活躍していた。アメリカ本土からカウント・ベイシー、ルイ・アームストロングなどの大物ミュージシャン、フィリピンや東京から多数のバンドマンが来島し、基地内外でコンサートやライブが盛んに行われた。基地内クラブでは、最も多い時で本土系を含め15のフルバンドが存在し、沖縄本島全体で500人ほどのジャズ音楽家が活動していた。
しかし、1972年5月15日に沖縄が本土復帰を果たすと、基地内で働いていたジャズミュージシャンらは解雇され、75年の沖縄国際海洋博覧会を契機に、観光やリゾート地として開発が進行、彼らの活動の場は、ホテルのラウンジやカフェバー、ライブハウスなどに移っていった。
特集/島尻修