RE:THINK

環境を考え直す、きっかけを。

環境のためにできることは、いったい何だろう。 
この大きすぎる課題を前に、考えが行き詰まってしまうこともある。
でも、もし環境を考えることが、「何かを我慢すること」でも、 「ずっと頑張り続けること」でもないとしたら——。
その積み重ねが、じわりと社会を変えていく力になるのかもしれない。
本特集で紹介するのは、「こうあるべき」という正しさではなく、 「こうあったらいいな」という感覚から生まれた、ふたつの選択。
ひとつは、美容室から出る廃材に新たな命を吹き込むプロジェクト「TOKU」。
もうひとつは、地域の素材から香りを蒸留し、洗剤へと展開する「地域洗剤」の試み。

環境問題を特別なものにしない、けれど、確かに向き合う意思。
RE:THINK——環境を考え直す、きっかけを。
その小さな兆しに満ちた、日々の実感とこの先の選択。

特集／福里 淳（編集部）