台風一号が発生し、夏本番と思いきや雨ぐずぐずで何だかハッキリしないお天気、早くからっと晴れてくれるといいですね。今月はオオウナギの釣果がありましたので、お話を伺ってきました。
今回の釣りさぁ~は、黒島泰誠さん。打ち込みをはじめ、エギング、ジギングなど幅広く釣りを楽しんでいる。
釣りが大好きな黒島さんは、日ごろから海や川など観察するのが日課になっており、偶然仕事で訪れた北部の現場にて周辺を流れる河川がとても気になっていた。
仕事の合間に様子を見に行ってみると予想が的中。海底にはオオウナギが身を潜めていた。一度自宅へ帰宅し道具を準備。仕掛けはタマン針24号に、ハリスはワイヤー#30号をスリーブ止め、道糸は100円ショップで購入したロープを使用。4本の仕掛けを組んで翌日の昼にポイントへ仕掛けた。
餌にはカンパチのアラ、鶏肉などを使用した。仕事終わりにポイントへ行くとすべての仕掛けから餌が無くなっていた。今度はしっかり針掛かりするように思考を凝らして仕掛けを投入、翌朝に期待を膨らませた。
早朝ポイントにつくと2本の仕掛けが張っていて、先をたどってみると川底にはオオウナギの姿が2匹見えていた。針掛かりしているのを確認して引き上げようとするが、極太の魚体が大暴れ。仕掛けに巻き付きラインを引きちぎろうとオオウナギも必死に抵抗。どうにか一匹を釣り上げることが出来た。しかしもう一匹の方は警戒して穴へ隠れてしまった。綱引きして粘るもワイヤーハリスが切れてしまった。
釣り上げたオオウナギは唐揚げにして家庭の食卓へ、家族からは「うまい」と大絶賛。黒島さんは、「土用の丑の日は、これを食べて家族みんなで夏バテせずに頑張りたい」と語った。
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7月の釣り情報
7月の石垣島は、6月に引き続き打ち込みではGTやフエフキ系、フカセではトカジャーやカーエー、船ではグルクンやアカジンなど、様々な釣りが楽しめます。今月注意すべきはハブクラゲがすでに発生してます。気を付けてください。熱中症対策も忘れずに、自身のゴミはしっかり持ち帰りましょう。
PROFILE
友利逸樹
石垣島出身:八重高卒・東海大海洋学部卒。理科教員(生物)を経た後、帰島。現在、建設コンサルタント会社に勤務。年間の釣行日数は100日以上。沖縄の海・魚・釣りの魅力を伝えるYoutube活動は今年で13年目突入。