トカジャー(和名:クロハギ)の県記録が石垣島で釣れましたので、取材してきました。
島袋和也さんは昨年10月に転勤で石垣島へ。漁港でフカセ釣りや打ち込み釣りを楽しんでいます。
3月5日、浜崎町のポイントに7時に入り、釣り開始。撒き餌はオリジナルブレンド、餌はボイルオキアミ。午前中は渋く、遠投したりと広く探って良型を掛けるも、3回バラシやハリス切れで苦戦、ハリスを太く5号に変更。16時過ぎ、場所移動も考えていた頃に沖に魚が見え始めた。
道糸がゆっくりと張っていく。合わせてみると味わった事のないスピードで沖に魚が走る。これは大物だと思ったが、回遊魚の可能性もよぎった。
力強いファイトを繰り返し、根負けした魚を慎重にタモ入れした。上がった魚は自身の記録を大きく超えた大きなトカジャー。つりぐ店で検量すると、69.5センチ 4.4キロ。検量が認められ県記録認定となった。
島袋さんは「一文字じゃなくても大きいのが釣れる石垣島の海の豊かさはすごい」と語った。
トカジャーの名前の由来は、魚を触ると10日ほど匂い(カジャー)が取れない事からきているらしい(諸説あり)。ちゃんと処理すれば臭みもなくおいしい魚なんです。私は刺身が好きです。
© 島つりぐ 海の総合スーパー島
5月の釣り情報
5月の石垣島は例年、陸からタマンの数釣り、マクブ、カーエー、船ではマグロ、グルクンが釣れています。
釣り初心者のスタートにはベストな時期です。熱中症対策も忘れずに! 釣りで出たゴミはしっかり持ち帰り処理し、豊かな環境を守っていきましょう。
PROFILE
友利逸樹
石垣島出身:八重高卒・東海大海洋学部卒。理科教員(生物)を経た後、帰島。現在、建設コンサルタント会社に勤務。年間の釣行日数は100日以上。沖縄の海・魚・釣りの魅力を伝えるYoutube活動は今年で13年目突入。