石垣市の市魚、タマンの石垣島記録が更新されたので、お話を伺った。
今回の釣りさぁ~は前泊繁正さん(57)。17年前に仕事で来島、海が好きで石垣島の環境に惚れ込み、そのまま定住。エギングを中心に釣りを楽しんでいるそう。
去年11月頃より息子さんの夜釣りに付き合うようになり、タマン釣りを始めた。タックルはジギングロッドを使いPEライン2号・フロロハリス8号を使用。
すぐにタマンを数匹釣り上げることが出来たが、釣り上げきれない魚がヒットする事が多くなりPE4号・フロロ16号へ変更、3月には73㎝を釣り上げた。
一般的にタマン釣りの目標は60㎝で前泊さんはあっという間に70㎝の壁も超えてしまった。
そして4月5日、午前中から八島町海岸にて、餌は自身で釣り上げたアオリイカの切り身をタマン針21号にセットし釣りを開始。昼頃、前触れもなくラインが海中へ引きずり込まれた。
数分間のファイトを制し大きなタマンが海面から顔を出した。釣具店で検量すると77㎝/5・86㎏であり、石垣島公式記録を10年ぶりに更新する1匹となった。
前泊さんは、5月までに60㎝以上を17本釣り上げており、今年の目標は30本、また沖縄県記録の84㎝を超えるタマンもいるはずと更なる大物へ期待を膨らませていた。
秘訣は「餌はアオリイカのゲソがお勧め、水で洗わずに袋に入れて冷凍して保管したものが良い」との事だった。
今月の釣り情報
例年、6月は打ち込み釣りでロウニンアジ、ムネアカクチビ、キツネフエフキなどがよく釣れます。ファイトはタマンより強く、味も良いです。魚フライにするとおいしいです。釣りの際は熱中症対策をして、ゴミは必ず持ち帰りましょう。暖かくなりハブや蚊も活発化、また急な天候変化には十分に気をつけてください。
PROFILE
友利逸樹
石垣島出身:八重高卒・東海大海洋学部卒。理科教員(生物)を経た後、帰島。現在、建設コンサルタント会社に勤務。年間の釣行日数は100日以上。沖縄の海・魚・釣りの魅力を伝えるYoutube活動は今年で13年目突入。