梅雨が明け、いっきに気温が上がり、夕涼みがてら海に出かけるも蒸し暑くベタベタ、気持ちの良いものではありませんが、大物釣り師にはシーズン到来を知らせます。
今月の釣りさぁ~は浦崎望さん。カマジーガーラを釣り上げましたので、どのように釣り上げたのかを聞いてみました。浦崎さんは小学生の頃から新川漁港を中心に様々な釣りをしてきた根っからの釣り人です。過去には弟さんと協力して38切㎏のガーラを釣り上げたこともあるほどの実力派です。
浦崎さんは6月24日23時、気温はおよそ27℃。非常に蒸し暑い中、なんとなく訪れた崎枝海岸にて釣りを開始。ポイントは根掛かりの多い場所だったが、大物が釣れそうな予感があった。
仕掛けは誘導仕掛け、ナイロンハリス50号、カン付きムロ26号に新鮮なカツオのハラゴをセット。しかし、夜通し新鮮な餌に付け替えたが明け方まで当たりなかった。
ようやく朝7時半頃、微動だにしなかった竿が大きく曲がった。竿を手に取りフッキングを入れた瞬間の重量感、独特な引き込みでガーラだと確信。力強い魚で根掛かりに注意しながらファイト。浦崎さんのパワーに負けてあっという間に上がってきたのはカマジーガーラだった。
釣具店で検量すると113㎝、20.65㎏。釣り上げたガーラは職場の仲間と刺身にして美味しく頂いた。浦崎さんは「このガーラは、初めてHITから取り込みまで一人で行ったので大変だった」と嬉しそうに語った。
© 島つりぐ 海の総合スーパー島
8月の釣り情報
8月の石垣島は、打ち込みでタマン・ウキ釣りでサヨリ・アイゴなどがよく釣れます。SUP、カヤックでのルアー釣りやパヤオでのマグロ・カツオ釣りもおすすめです。夏休みシーズンは事故が多発する時期ですので、親子で釣りをされる際は安全確認をお願いします。台風やハブクラゲには注意が必要です。熱中症対策としてこまめな水分補給を行いましょう。釣りで出たゴミは必ず持ち帰りましょう。
PROFILE
友利逸樹
石垣島出身:八重高卒・東海大海洋学部卒。理科教員(生物)を経た後、帰島。現在、建設コンサルタント会社に勤務。年間の釣行日数は100日以上。沖縄の海・魚・釣りの魅力を伝えるYoutube活動は今年で13年目突入。